株式や債権でも成長率の高いアジア新興国が物色されているように、不動産でも新興国の魅力が高まるだろう。日本の1500兆円にのぼる個人マネーの取り込みを狙って、海外不動産が次々名乗りをあげている。国際化は、国内不動産に海外不動産という強力なライバルが立ち現れたことも意味する。そこで起きるのは、内外入り乱れた不動産のマネー獲得競争だ。すでに国際政争は始まっている。例えばREITを見ると、日本で上場が始まったのは01年だが、それと相前後して香港、英国、ドイツなどもREIT市場を作った。
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グローバル資金の受け皿になろうと小口不動産市場の整備を各国が進めている。日本のREITは英国などに抜かれた。日本の不動産に投資するREITも海外で上場されている。05年の豪州証券取引所に上揚が最初でシンガポールにも上場済みだ。これは必ずしもすべてがうまくいっているわけではないが、日本の不動産が隙を見せればマネーを海外に持っていかれかねない激しい競争が展開されている、