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チェック不行き届きが招く思わぬ事態

2011.09.30

皆さんはなんでこんな施工になるのだろうと不思議に思うでしょうが、システムキッチンはキッチン屋が施工し、吸気ガラリは電気業者が取り付けます。この事例ではキッチン工事が完了したのち電気業者が吸気ガラリを取り付けたのでしょうが、それぞれの業者は自分のなすべき仕事だけをして現場を引き上げてしまいます。つまり後から吸気ガラリを設置した電気業者は、自分の仕事だけをしたらボトルラックを引き出すこともなくそのまま終わりとしてしまったのです。本来は工事監督が最終チェックをすべきですが、ほとんどの現場でこの最終チェックが行き届かないので、第三者の検査が入ってはじめて指摘を受ける結果となります。設計の段階でもチェックをしていません。きちんとチェックをする設計者であれば、ボトルラックと壁の間にワイラー(隙間調整材)を設けて、ボトルラックが壁から20ミリ前後離れるように設計します。洗面台でも同じようなことが起こります。洗面台のミラーキャビネットの鏡を開けたらタオル掛けにぶつかって鏡が破損する恐れがあったり、洗面台の下の引き出しを開けたらドアの枠にぶつかってしまうなど、これではなにも考えないで作っているとしか言いようがありません。

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