最近になって、地方裁判所の競売物件に目をつける人が多くなった。中古物件ではあるが、なんといっても割安だからである。競売物件そのものは昔からあったが、さまざまな権利がからんでいる物件が多く、一般の消費者には手のだしづらいものであった。そこで、詳しい業者ばかりが注目していたのである。不動産業者はこうした物件を安く買って、そこに利益をのせて売る。それが十分商売になるほど競売価格は安かった。ところが数年前、毎日新聞が不動産の広告面に競売物件の情報を載せるようになってから、一般にも知られるようになった。いまでは情報誌もこの情報を載せるようになった。地方裁判所の競売物件とは、担保にはいっている不動産を、地方裁判所が差し押さえたものである。差し押さえられた物件は、一般の競売にだされる。こういった物件は月のうち、五・六回は公告される。
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