博物館は最初にも述べたように非常に大きい。駅から歩いて行くと、斜めに昇る動く歩道につながり、舗装された吹きさらしの広場に自然に導かれるが、そこはほかの建物では三階の高さにあたる。この広場から出ている四本の柱が巨大な屋根を支えるようなデザインで、見上げると圧倒される。「屋根」の最上階はレストランと図書室、その下の二層が常設展示室、そのまた下には収蔵庫がある。一方、広場の下のホールと企画展示室、ミユージアムショップ、映像ライブラリーになっている。ここでの問題は、建物規模が大きすぎて、空間を把握するのに慣れた建築家ならともかく、ごくふつうの人にとっては複雑すぎることだろう。とくに、常設展示室などと下のホールやミュージアムショップとは、吹きさらしの広場で切り離されており、広場でいったん建物の外に出るかたちになるため、その意味で順路が見つけにくいこともありそうだ。最上階のレストランに行く方法も限られていて、これまたわかりにくい。手元の案内パンフレットを見ると、注意として、常設展示室に入る場合に、あらかじめ入場券を買ってこなければならないと書いてある。だがこのパンフレットは、入場したあとで手にしたものである。入場券の提示を求められるのが、エレベーターやエスカレーターを延々と乗ったあとの常設展示室入り口で、そこでは券が買えないのも、仕組みとしてはうまくない。計画と運営との間のずれだろうが、これも不評の一因かも知れない。
(SUUMO不動産情報)
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