日本の株式市場はITバブルで一時は盛り返したが、勢いがあるとは言えない状況にある。国内企業の業績がずば抜けて良いわけでもなく、成長を大きく期待できないと思われているのかもしれない。しかし、外国ファンドはしきりに日本の不動産買いをアピールしている。食品等の値上げラッシュが始まろうとしているなか、インフレ圧力が押し寄せている日本は、景気後退局面に入ったのかもしれない。がっての「日本売り」はないものの、「日本買い」もないと言える状況は、日本という市場が外国人投資家にとっては魅力のないものに映りつつあるのかもしれない。
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実際に、BRICSや他の新興国へ投資したほうが賢明だと判断されれば、資金は瞬時にシフトする。通貨、金(ゴールド)、商品(原油や穀物)などの先物と現物が交錯する市場で、相場は乱高下を繰り返しているのだ。外国人投資家や海外マネーは、リスクをテイクする代わりに、市場に不正や欺隔が発生すれば一気に引いていく。巨額マネーが一気に動けば、市場は混乱し、冷静ではいられなくなる。